PISCES 賞とは、「年末はソフトの開発者さんもお休みモードで、書きたいネタがあまり出てこないんだよねぇ〜」ということで2006年に安易に創設された、Tom が感動したソフト5作品に贈られる権威のかけらもない賞であります。
候補作は、その年に最初のバージョンがリリースされ、かつ PISCES で紹介したことがあるソフト。つまりは「来年もがんばって開発してくださいよ〜」と開発者にエールを送るとともに、暗に「来年もアップデートして、うちのブログにネタを提供してね(ハート)」とプレッシャーをかける賞でもあります。
今年からやります、iPhone アプリケーション部門(笑)。
受賞作は選考委員の Tom 個人の独断と偏見によって選出され、受賞したソフトの開発者には Tom の熱いまなざしが贈呈されます。iPhone アプリケーション部門はありませんが、昨年の受賞作はこちら。
それでは、発表しましょう! 最後の iPhone アプリケーション部門受賞作は・・・
もともと辞書好きではあるんですが、今年はいつになくたくさんの辞書を買いました(iPhone アプリケーションでね)。辞書ソフトというとどうしても検索機能が重視されがちですが、書籍の辞書が持つ「読む辞書」としての楽しさを iPhone アプリケーションで実現したのが受賞理由です。おめでとうございま〜す(パチパチパチ)。
約25万5千項目を収録した「大辞林」の内容ももちろん素晴らしいのですが、iPhone アプリケーションの「大辞林」は、書籍の辞書でページをパラパラめくって新しい言葉に出会えるように、「五十音/季語/ABC略語/人名/地名/作品名」のインデックスをタップして、スワイプで新しい言葉との出会いを楽しめるように設計されています。


もちろん、辞書ソフトとしての検索機能も充実。文字を入力するたびに検索結果が絞込まれ、


検索条件も「前方一致/後方一致/完全一致」を選べます。大日本スクリーン製造のヒラギノ明朝体を搭載し、独自のテキストレイアウトエンジンによる美しい縦書きを実現し、表示もこだわっています。


文章中の任意の言葉を選択することで、その言葉の意味へジャンプすることもでき、


右上の「+」ボタンをタップして検索した単語をブックマークできたり、直近50件までの履歴機能を使って少し前に調べた項目にも素早くアクセスできます。本文の文字サイズ、背景色、文字色の濃さも変更可能です。


これだけの内容と機能の辞書を低価格で提供してくれた、開発元の物書堂と三省堂に感謝!
→ Download はこちら




























