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から3回目に送られてきた DVD の中の1枚、『バタフライ・エフェクト』。
カオス理論の一つ、「バタフライ効果」(またの名を「風が吹けば桶屋が儲かる効果」)をテーマに製作された作品だというので、面白いかなと思って予約リストに入れておいた作品で、主演は女優デミ・ムーアの現在の旦那、アシュトン・カッチャー。
13歳の時、エヴァンは幼なじみのケイリーたちとイタズラをして大事故を引き起こす。しばしば記憶を失うことがあった彼には、その瞬間の記憶が空白のままだった。
成人してからのエヴァンは記憶を失うこともなくなるが、治療の一環として小さい頃から書いていた日記を読むと過去に戻れる能力があることを知る。自分のせいでケイリーの人生を狂わせてしまったことを悔やむ彼は過去に戻り、運命を変えようとするのだが・・・というストーリー。
観賞後に Amazon でカスタマーレビューを読んでみたら、かなり評価がよく、また作品がヒットして続編も製作されたことを知ってビックリしてしまいました。
過去に戻って運命を変えようとするものの、現在に戻ってみたら自分が期待していた情況になっていなくて、また過去に戻ってほかのことをやって・・・の繰り返しの昔からよくあるパターンの作品なのでは??? 観ていて退屈はしませんでしたけど、「バタフライ効果」がテーマというから、主人公が過去を変えてしまったことにより、地球の裏側でなにか大きな事件でも起きるんじゃないかと期待していたのに、周囲の人間が振り回されるだけで肩透かしでした。
ラストは必ずしもハッピーエンドとは言えない、ちょっと切ない終わり方になっているんで、その辺がウケたのかなぁ?と思っているんですが、主人公が過去を変えてしまったことにより、「バタフライ効果」でスクリーンには登場しない人の運命が大きく変わっている可能性だってあるわけですよ。幸せな余生を送るはずだった人が、事件に巻き込まれて若くして死んでしまう運命に変わってしまったかもしれない・・・そんなことを考えてしまうと最後でジーンと感動するわけもなく、個人的には今ひとつ楽しむことができない作品でした。
バタフライ・エフェクト(Amazon)
→ Tom の評価