楽天レンタル に入会して、最初に送られてきた DVD の中の1枚。
日本で公開されたときにはそれほどみたいと思わなかったんですけど、原作がブッカー賞の最終候補作になった同名小説(Amazon)であることを知り、「おもしろいかなぁ?」と思って『あるスキャンダルの覚え書き』を観賞してみました。
主演はオスカー女優であり、エリザベス1世を演じたことがあるという共通点を持つ、ケイト・ブランシェット(シーバ役 手前→)とジュディ・デンチ(バーバラ役 奥→)。
歴史教師のバーバラは、厳格すぎるゆえに生徒ばかりか同僚教師たちからも疎まれる孤独な存在。そんなある日、美しい美術教師シーバが赴任してくる。シーバは平穏な家庭生活を営みながらも自信を持つこともできず、どこか満たされないでいる。ある出来事をきっかけにシーバと親しくなったバーバラは、シーバと生徒の情事を目撃してしまい、彼女の秘密をちらつかせながら、シーバとの関係をより深いものにしようとする・・・というストーリー。
ブッカー賞最終候補作が原作ということで深みのある作品を期待していたんですけど、前半はたしかに良作の予感がしたものの、バーバラがシーバの情事を目撃してしまったことにより、二人の間に微妙なパワーバランスができてしまう辺りからなんだか微妙に・・・。
「友達の忠告がどうして聞けないの?」
「私が悲しんでいる時にどうしていっしょにいてくれないの?」
などと、歪んだ友情に変化して、バーバラがシーバの弱みにつけこんでぐいぐい迫る、迫る・・・
一歩間違えるとストーカー映画じゃん?
「スキャンダルの覚え書き」を書いているバーバラ自身がやっていることも、表に出ればずいぶんスキャンダラスなんですけど・・・これは皮肉なユーモアなのか?
しかし、そこは、ほれ、二人のオスカー女優ですから、作品がB級サスペンスに落ちてしまわないように必死に(?)演じてくれています。これが二人の演技力を引き立たせるための意図的な演出だったらスゴイよなぁ、と思わせる映画でした。
あるスキャンダルの覚え書き(Amazon)
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原作がどうなっているのか読んでいないので知りませんが、映画はサスペンス色を強くしてしまったために、後半いまひとつテーマが伝わってこないのが残念・・・。
あと、バーバラがレズビアンだと誤解されてしまうような設定もマイナスかなぁ。
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